米子れいるろうど館のマスコットキャラクター「やくも子」のフィギアができるまでの過程を紹介します。

1・原型を分割したい部分に沿って片面に油粘土を盛り、プラ板で周囲を四角く囲み「東芝シリコン」を流し込みます。粘土には「湯口」と「空気抜き」のための溝を作るため、5ミリ角のプラ棒を埋めこみます。

2・一晩置いてシリコンが硬化後プラ板を分解し、片面に盛った油粘土を除去します。

3・粘土をしっかり除去します。こびりついた粘土は水洗いしながら歯ブラシなどを使うと簡単に落とせます。

4・「ボンリースワックス」を塗りこんで、再びプラ板を箱型に組みます。この後、シリコンと原型に「離型剤製品用」を塗り、乾燥させます。原型の上と左右に見えるプラ棒が「湯口」と「空気抜き」の溝となります。樹脂は上から注ぎ、足元から入るようにすると、気泡が効率良く抜けます。

5・「離型剤製品用」がしっかり乾くのを待ってから上からシリコンを注入し固まるまでまた一晩待ちます。

6・硬化後ゆっくりとシリコンを分離し、型にキズをつけないよう慎重に原型とプラ棒を外します。外した後、プラ棒でできた溝を彫刻刀などでつなげて「湯口」と「空気抜き穴」を作ります。その後、再び「ボンリースワックス」と「離型剤製品用」を塗りこみ乾燥させます。

7・型を合せ、テープで固定し、「湯口」から「ポリキャストF-72」を注ぎます。今回は樹脂の粘度を抑えるため、近日中に販売します「ウレタン樹脂用稀釈剤」を15%ほど加え、流動性をよくしてあります。尚、型を固定するテープは収縮性のあるビニールテープが適しています。

8・約30分ほど常温で放置し硬化を待ち完成。青く見えるのは「離型剤製品用」が乾燥してできた薄い膜です。

9・同じ行程で頭も抜きます。理型剤の膜や、型の接合部の隙間に入り込んだ樹脂(バリ)を取り覗き、最後に「湯口」と「空気抜き穴」にできたライナーを外します。

10・ライナー部分を削り、首と頭に小型のドリルなどで穴をあけ、真鍮線などでつなぎ補強。また気泡などが表面に出た場合はパテで補修します。一応これで「フィギア」の形になりました。

現在、製作中ですので、この後の「首の接合」「オプションパーツ」「塗装」などの行程は、出来次第アップします。尚、完成品につきましては「作品例」で掲載します